G3ラジオNIKKEI賞　レース回顧・ラップ解析・騎手（調教師）コメントまとめ

ラジオNIKKEI賞2024（福島芝1800ｍ）のレース回顧とラップ解析・騎手や調教師のコメントをまとめていきます。次のレースに向けて復習します。

今回の勝ち馬ラップ

過去５年平均との比較

福島競馬場　芝1800ｍ（Aコース２日目）

前３F　３４.５秒（平均－０.５秒）
前５F　５８.４秒（平均－０.９秒）
後５F　５８.９秒（平均－０.７秒）
上り３F３５.０秒（平均－０.３秒）
平均タイム１：４５.３秒（平均－１.０秒）
福島1800ｍレコード
平均勝ち馬上がり３４.２秒（平均－０.７秒）

結果は福島1800ｍのレコードタイムとなりました。これは３歳馬だけの記録ではなく、古馬も合わせたすべての記録でのレコードです。

走破タイムだけでなく、ラスト３F・ラスト４F・ラスト５Fのタイムもすべて歴代最速でした。

しかし、福島1800ｍから出世した馬がほぼいないので、過剰評価しすぎない方がいいかもしれません。

馬場は内前有利のコンディションで、外を回すとロスがかなり響く印象でした。

展開としては、メイショウヨゾラが５F５８.４秒の速いペースで逃げたので、タフな前傾ラップで、先行馬には厳しいレースになりました。

一番の勝負所は３コーナーから４コーナーにかけてペースが上がった７F地点で、ここで上位にポジションを上げられた馬は評価していいと思います。

1着オフトレイル

評価　B

出遅れてしまいました。テンション面での心配は次走も引き続きあると思います。

前走の白百合Sではテンでハミを噛んでいたにも関わらず上がり３位を使っていたので、今回の相手に自分のペースで競馬をすればこれだけの差があったということですね。

前残りが多かったこの日の馬場状況でしたが、ペースが速くなることを懸念して、焦らず後方で追走した田辺騎手の判断もよかったと思います。

内前有利のコンディションを後方から外を回して優勝したのでかなり強く見えますが、出遅れ、レコードになるハイペースと幸運が重なったレースだったので素直に評価できません。

次走で人気するなら危険なにおいがします。

騎手・調教師コメントまとめ

(田辺裕信騎手)
あそこまで後方になるとは思っていませんでしたが、ゲート内でソワソワしてタイミングが合いませんでした。それでもペースが速くなった分、巻き込まれずに運べたし、先行しない形でも脚が使えて、レースの幅が広がりました。

東スポ競馬

2着シリウスコルト

評価　C

インの中団を追走し脚を貯めて、勝負どころの７F地点から３番手までポジションを上げるレースをしました。三浦騎手の騎乗は完璧だったと思います。

あの競馬で勝てなかったら仕方ないですね。

オフトレイルが強かったというより、シリウスコルトが弱かったと言った方がしっくりくる内容でした。

騎手・調教師コメントまとめ

(三浦皇成騎手)
枠を生かしてやりたいレースはできました。調教でもコントロールできるようになって、馬が良くなっています。５６キロを背負って勝ちに行ってこの結果。褒めてあげたいです。

東スポ競馬

3着ヤマニンアドホック

評価　C

道中は若干かかってました。

先行していましたが、勝負どころの７F地点では若干馬群に置いていかれていました。それでも着内に好走できたのは、内を通っていたことと斤量の恩恵があったからだと思います。

あれだけかかっていたのに３着に残れたのは、今回のメンバーレベルがそんなに高くなかったからだと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(津村明秀騎手)
力みましたね。２角過ぎまでかかる感じでした。それでいてこれだけ粘れるんですから、体力も力もありますね。レース前にテンションが高いところがあるので、そのあたりが大人になればもっといいと思います。

東スポ競馬

4着メイショウヨゾラ

評価　C

５１㎏の斤量で一番軽斤量だったので着内に好走してほしかったです。

今回の斤量と前有利のコンディション、そんなに高くないメンバーレベルで好走できないのであれば重賞レベルではないということだと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(吉田豊騎手)
リズム良く行けましたが、欲を言えばもう少しかまずに行ければ良かったです。軽ハンデで最後まで頑張ってくれました。

東スポ競馬

5着ショーマンフリート

評価　B

菅原騎手は２コーナーでサトノシュトラーセとポジション争いで負けたことを後悔していました。

そういった駆け引きで後手を踏んだうえに、外を回す大きなロスがありながら内を回った他の馬をしっかり捕まえていることは評価できると思います。

自己条件で人気を落とすなら狙いたい馬です。

騎手・調教師コメントまとめ

(菅原明良騎手)
いい位置を取れたんですが、２角で内から来られて１列下げざるを得ませんでした。最初の位置をキープできれば良かったんですが…。途中で上がらざるを得ないところもあった中で５着。頑張ってくれました。

東スポ競馬

6着ログラール

評価　C

メイショウヨゾラのスピードについていけてない感じでした。

４コーナーでは内を選択したのでもう少し伸びてショーマンフリートを捕まえるくらいしてくれていれば次走も買いやすいですですけど、ハンデをもらいながら６着なので次走狙える内容でもありませんでした。

操縦性を活かした競馬をした方が伸びしろがありそうなので、距離を伸ばしてきたときは好走できるかもしれません。

騎手・調教師コメントまとめ

(北村友一騎手)
今まではカリカリしているところがあったんですが、今日は落ち着きがありました。操縦性が良くなっています。距離は延びてもいいと思います。

東スポ競馬

7着ウインマクシマム

評価　B

スローの瞬発力勝負で好走してきている馬だったので、今回の前傾ラップは厳しかったです。

コンディションも悪かったみたいなので、今回は参考外でもいいと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(松岡正海騎手)
コンディションが良くない中で頑張ってくれました。スタートを出れないし、息も悪い。能力で負けているとは思わないので、立ち直ってくれば。

東スポ競馬

8着ジュンゴールド

評価　C

外を先行する形になったので厳しい展開にはなりましたが、ちょっと負けすぎですね。

ハンデをもらいながらコンディションが悪かったウインマキシマムにも負けているので評価できません。

終いを活かす競馬をしてほかったなぁ。

騎手・調教師コメントまとめ

(荻野極騎手)
最近は後ろからのレースが続いていましたが、開幕週もあってポジションを求めた分、しまいは甘くなりました。それでも４角でオッと思わせるところがあったし、これが今後に生きれば。

東スポ競馬

9着サトノシュトラーセ

評価　C

デムーロ騎手がはっきり小回りが良くないと言っていますが、１勝クラスを勝ち上がったのは小倉競馬場なんですよね。

大箱の競馬場に変わったからといって買える感じでもなかったと思います。

スローの瞬発力勝負の方が合うと思いますが、重賞クラスではないと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(Ｍ．デム騎手)
小回りが良くない。エンジンのかかりが遅く、ギアが入りませんでした。改めてですね。

東スポ競馬

10着ミナデオロ

評価　C

道中力んでいたみたいで直線では完全にバテていました。

力んで競馬をしてしまうと立て直しが難しそうですね。

前走は展開が向いていましたし、折り合いを欠いたオフトレイルに勝っただけなのでそこまで強くなかった可能性があります。

白百合Sは高く評価しない方がよさそうですね。

騎手・調教師コメントまとめ

(西塚洸二騎手)
道中思ったよりも力みました。前に壁をつくれれば良かったんですが、内に入れませんでした。５７キロを背負ったとはいえ、もう少しいいパフォーマンスが見せられたと思います。

東スポ競馬

11着アレグロブリランテ

評価　C

末脚がある馬ではないので中団からの競馬になった時点で厳しかったですね。

和夫騎手の言う通り時計がかかるレースじゃないと買えません。

騎手・調教師コメントまとめ

(横山和生騎手)
流れも時計も速かったです。もう少し渋って時計がかかる馬場の方が良さが生きます。いい経験になれば。

東スポ競馬

12着セットアップ

評価　C

テンが速い馬ではないので今回はわりと頑張って先行したと思います。

斤量も重かったですし、末脚がある馬ではないので凡走するだろうなと思っていましたが、ちょっと負けすぎです。

上りがかかる馬場好走が目立つ馬なので、馬場が渋ったレースじゃないと買えないですね。

騎手・調教師コメントまとめ

(戸崎圭太騎手)
斤量もあるし、気持ちも続きませんでした。

東スポ競馬

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◎ピューロマジック🥇

強かった‼️
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— フジオ@競馬ブロガー (@fujioblog8282) June 30, 2024