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G3新潟記念2024 レース回顧・ラップ解析・騎手(調教師)コメントまとめ

新潟記念2024(新潟芝2000m)のレース回顧とラップ解析・騎手や調教師のコメントをまとめていきます。次のレースに向けて復習します。

目次

今回の勝ち馬ラップ

過去5年平均との比較

新潟競馬場 芝2000m(Aコース12日目)

引用:JRA
新潟競馬場の傾斜と比較

前3F 35.4秒(平均-0.5秒)
前5F 58.9秒(平均-1.4秒)
後5F 59.1秒(平均+0.7秒)
上り3F35.0秒(平均+0.5秒)
走破タイム1:58.0秒(平均-0.7秒)
勝ち馬上がり34.4秒(平均+1.1秒)

新潟記念 過去24R中
走破タイム歴代 8/18位タイ

上がり5F歴代13/16位
上がり4F歴代14/15位タイ
上がり3F歴代11/15位

1000m通過58.9秒と思ったより流れたペースにはならず、平均ペースになりました。

着内に来た馬は馬群の先頭の馬と、後方で脚を貯めた馬という直線競馬でよくある形のレースでした。

縦長の展開になったことで枠の内外の差もなく、平均ペースになったことで前と後ろの差もないフラットなレース展開になったと思います。

恩恵があった馬

特になし

不利があった馬

特になし

1着シンリョクカ

評価 B

逃げ馬から離れた馬群の先頭と最も競馬をしやすいポジションを走っていたので素直に評価できません。

今回の瞬発力勝負で怖かったライトバックは出走取消、セレシオンは出足がつかずに後方からと運が味方部分もあったと思います。

それでもセレシオンの猛追をしのげたのは最後まで全力で走り切る負けん気の強さがあったからだと思います。勝負根性で勝ち取った勝利なので今後の競馬でも期待したいですね。

長い脚を求められるエリザベス女王杯では注目したい1頭です。

騎手・調教師コメントまとめ

(木幡初也騎手)
ペースが落ち着いてこの馬もリズム良く走れたので、前半の温存があった分、頑張ってくれましたね。最後は馬の力を信じて頑張るだけでした。負けん気と根性が一番いいところで、女の子だけど本当に尊敬できる馬。先生(竹内師)やオーナー(由井健太郎氏)、厩舎にものすごくお世話になっているので、ちょっとですけど恩返しできてうれしいですね。

東スポ競馬

2着セレシオン

評価 B

笑ってしまうくらい出足がつかない馬ですね。直線だけ頑張ればいいんでしょみたいな舐めプでしたけど、ハナ差まで迫った末脚はやっぱりすごいと思います。

瞬発力を求められるレースでは今後も軽視できない馬です。

あとは出足さえつけばG1でも活躍できると思います。厩舎のゲート練習の成果が出るのを楽しみにしたいです。

騎手・調教師コメントまとめ

(荻野極騎手)
ゲートは練習していたんですけど、スタートで行き脚がつかずあの位置取りになってしまいました。それでも最後は本当にいい脚を使ってくれて際どいところまで差を詰めてくれたので、本当に惜しかったです。

東スポ競馬

3着キングズパレス

評価 B

鞍上は完璧な騎乗をしたと思います。追い出すタイミングもばっちりでしたし、レースの運び方も完璧でした。

キングズパレスも上がり33.4秒とミドルペースだったレースの中では一番速いタイムを出しています。人馬ともにベストを出した結果3着だったので、敗因はハンデの差くらいしか思いつきません。

スローペースもミドルペースもハイペースもこなせる器用な馬で今後も重賞戦線では軽視できませんが、いっつも人気するし買いにくいんですよね・・・。買い時はおそらくこないと思いますけど、G3戦線では今後も切れない馬です。

騎手・調教師コメントまとめ

(松岡正海騎手)
叩き出しを遅らせてうまくいったと思ったんですけど、そこから差し返されてしまいました。

東スポ競馬

4着ゴールドプリンセス

評価 B

意外とシンリョクカよりも0.1秒速い上がりを使えています。長い脚を求められるミドルペースになったことが良かったのかもしれません。

ただ、やっぱり末脚能力が高くないので切れ負けしました。1勝クラスこそ直線が長い阪神外回りで勝っていますが、それ以外は小倉競馬場、京都競馬場、阪神内回りで勝ち上がった馬なので、末脚比べのレースよりは持続力ラップを垂れずに走るレースの方が合ってると思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(菊沢一樹騎手)
すごくいいポジションでいいリズムで直線まで運べました。ただ、思いのほか前の馬がしぶとかったし、最後は後ろの馬に差されてしまいました。ただよく頑張りましたし、力はあります。

東スポ競馬

5着レッドラディエンス

評価 B

今回の敗因は完全に斤量差だと思います。ハンデをもらった馬たちに先行されるとやっぱりキツイですよね。

プラス10㎏で出てきたことも、ここを目標に仕上げた感じではありませんでしたし、評価を下げる内容ではなかったと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(戸崎圭太騎手)
スタートは出ましたが、斤量を背負っている分もあるのかちょっとついていけない感じでしたし、勝負どころに関しても前回よりもたもたしたような感じでした。プラス10キロもあるのかもしれませんが、その中でも馬は頑張ってくれました。

東スポ競馬

6着ファユエン

評価 C

騎手のコメントからもこの馬のベストを尽くせた感じが読み取れますし、レースに不利はなかったので実力をすべて出し切った結果だと思います。

-3㎏の大きなハンデをもらってこの結果なので、重賞では足りないですね。重賞ではないOPクラスで狙いたい馬です。

騎手・調教師コメントまとめ

(北村宏司騎手)
新潟の外回りのこの距離はやっぱり合っていますね。リズム良く運べたし、直線も本当にいい脚を使ってくれて力を出していると思います。着順は6着だったけど上位とそんなに差を感じなかったし、頑張ってくれました。

東スポ競馬

7着エーデルブルーメ

評価 C

向こう正面で馬が前に行かないように抑えているように見えたので、川田騎手はもっとペースが速くなると予想してたのではないでしょうか。実際はミドルペースに落ち着いて、前の馬も残れる展開になりましたし、結果論ですがもう少し前で競馬しても良かったと思います。せめてセレシオンよりは前で競馬してほしかったですね。

上がり2位と末脚はしっかり使えているので瞬発力ラップのレースで好走できる能力はあると思います。

ただ、-2㎏のハンデをもらっているのでトップハンデのレッドラディエンスは捕まえてほしかったです。

騎手・調教師コメントまとめ

(川田将雅騎手)
人気馬を目の前にしながらそれらを捕まえる競馬をしてきましたが、これが今日できる精一杯の走りでした。

東スポ競馬

8着バラジ

評価 C

菅原騎手のいう通り重賞ではちょっと足りない印象ですね。

騎手・調教師コメントまとめ

(菅原明良騎手)
やっぱり重賞だともうワンパンチ欲しい感じがしますね。展開の助けが欲しいです。

東スポ競馬

9着ジューンアヲニヨシ

評価 B

瞬発力がある馬なのでもう少し後ろで脚を貯める競馬をしてほしかったです。

池添騎手いわく左回りに適正がないようで、馬柱を見ると確かに右回りでしか好走がありません。

プラス体重も影響したとのことなので、今回は参考外でもいいと思います。

このレースでまた人気が落ちるでしょうし、馬体を絞って右回りのレースにでてきたら狙いたいです。

騎手・調教師コメントまとめ

(池添謙一騎手)
体が増えていて、もともと左回りでは左に張るようなところがある中で今日もずっとモタれていたので、左回りとプラス体重というのが影響したと思います。

東スポ競馬

10着アリスヴェリテ

評価 B

プラス14㎏で太かったのでいつもの感じで走ることができなかったようです。

もっとリードを取って逃げる予定だったでしょうし、そうしないと好走はできなかったと思います。

瞬発力ラップのレースに適正がないので今回は参考外でいいと思います。

騎手・調教師コメントまとめ

(柴田裕一騎手)
ゲートを出てからいつもの行きっぷりではなかったです。その後はこの馬のリズムで行っていましたが、動きが重かったですし、結果的には太かったかもしれません。いつものアリスヴェリテではなかったです。

東スポ競馬

11着アスクワイルドモア

評価 C

ペースは確かに例年より流れましたが、ミドルペースなのでそこまで流れていません。

脚を貯めるところがなかったと鞍上は言っていますが、このペースで脚を貯めれないと重賞では厳しいですね。

騎手・調教師コメントまとめ

(小沢大仁騎手)
道中抱えていい競馬ができる馬なのでそういう競馬をしたかったのですが…。メンバー的にペースも流れて縦長の馬群になったので抱えたところをつくれず、メリハリのない走りになってしまいました。

東スポ競馬

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