フェブラリーステークス（東京ダート1600ｍ）のレース回顧と騎手や調教師のコメントをまとめていきます。次のレースに向けて復習しましょう
今回の勝ち馬ラップ
過去５年平均との比較
東京競馬場 ダート1600ｍ
前３F ３３.９秒（平均-０.９秒）
前５F ５７.９秒（平均-１.１秒）
後５F ６１.８秒
上り３F３７.８秒
タイム１：３６.６秒
勝ち馬上がり３７.５秒（平均+２.３秒）
例年よりも３F通過が平均より０.９秒も速いハイペースなレースになりました。
この厳しいラップのなか直線では加速するラップがあるので、末脚能力の重要性が分かります。
このレースを先行して勝ったペプチドナイルは高く評価していいと思います。
1着ペプチドナイル
評価 A
完勝でした。スタミナがありますね。
ドンフランキーのハイペースにしっかりついていきながら、２着馬に１馬身差以上付けて優勝しているので一番強い競馬をしたと思います。
ベテルギウスSではスローの瞬発力勝負で優勝。そして今回ハイペースの消耗戦を先行して優勝しました。
かなり力をつけてましたね。今回展開が向かない中の勝利なので、たまたまではないと思います。
ただ、マイル路線の番付は済んでいません。かしわ記念が楽しみです。
騎手・調教師コメントまとめ
(藤岡佑介騎手)
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
人気薄でしたがチャンスがあると思っていたので勝ててうれしい。
今の行きっぷりならマイルが合うと狙っていたレースだったので、期待以上に走ってくれて良かった。
ちょっと先頭に立つのが早かったが、手応え抜群だったので馬を信じて追い出した。
６歳だがまだ馬が良くなっている段階で、秋にまた強い馬にチャレンジできれば。
2着ガイアフォース
評価 B
初ダートで砂を被りながら今回のレースで連帯できたので、ダート適正は完全に証明できたと思います。
外枠で砂を被らなければ、まだ差を縮められたと思います。
ただ、展開が向いたなかでの連帯なのでＡ評価は付けられません。
騎手・調教師コメントまとめ
(長岡禎仁騎手)
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少しキックバックを気にしていたが、辛抱できた。
前が流れていてちょうどいいポジションを取れた。
リズム良く運べて脚を使っているのですが、勝てずに悔しいです。
3着セキフウ
評価 B
展開が向いての３着なので高くは評価できません。
馬場も外を伸びるところを通っていたので次走過剰人気するなら嫌いたい馬です。
ただ、レッドルゼルとタガノビューティーより強い競馬をしたと思います。
騎手・調教師コメントまとめ
(武豊騎手)
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とにかく具合が良かった。
この馬のレースに徹していい伸び脚だった。欲を言えばもう少し湿った馬場が良かった。
4着タガノビューティー
評価 C
騎乗は完璧だったと思います。
展開も向いて騎乗も完璧で４着だったので、ここが限界なのかなと思います。
ラスト50ｍで少し失速してしまったのは衰えを感じました。
騎手・調教師コメントまとめ
(石橋脩騎手）
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この年ですが上手に仕上げてもらって状態が良かった。
ベスト舞台のＧⅠで勝ちたかった。
馬場が前残りで乾いてきていたので、あとはペースが流れてくれればと思っていた。
後ろから外を回すのはきついので、インからいいところを抜けるのが勝ちにつながると考えて、その通り動けたがあと少しでだった。頑張っていた。
5着キングズソード
評価 C
展開が向いたなかでの５着なので評価できません。
岩田望来騎手のコース取り次第では２着争いに食い込めたと思うんですけど…。
インを回すか、もっと後方から脚を貯めておくか、セキフウの武騎手やタガノビューティーの石橋騎手のようにはっきり勝ち筋を立てた騎乗であればもっと着順は上だったと思います。
騎手・調教師コメントまとめ
(岩田望来騎手）
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ペースが速くなったのは良かった。
３、４コーナーで外に張り気味で、脚がたまり切らなかった。
前が開けてからはいい脚を使ってくれた。力のあるところは見せられた。
6着レッドルゼル
評価 C
セキフウに末脚勝負で完全に負けてしまったのは見逃せないですね。
展開も向いていたので、今回の結果では次走狙いにくいです。
騎手・調教師コメントまとめ
(北村友一騎手）
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落ち着いてレースに臨めたし、自分の競馬に徹してリズム良く走れて、最後までしぶとく脚を使ってくれた。欲を言えば４コーナーでセキフウにフタをする感じで回って来れれば良かった。
7着ミックファイア
評価 B
インを回した恩恵があったとはいえ、０.６秒差は評価していいと思います。
まだまだ成長過程の馬ですし、初のマイル戦でここまで戦えた経験は大きいと思います。
矢野騎手の言うとおり、しっかり我慢が効いていましたし、暮れのチャンピオンＳでは期待したい一頭です。
騎手・調教師コメントまとめ
(矢野貴之騎手）
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久々の千六で一線級を相手にしてペースに戸惑っていた。
ただ、初めて内で囲まれて我慢する形で運べたのは、次に向けて競馬の幅が広がったと思う。
8着ウィルソンテソーロ
評価 C
３コーナーで息を入れたペプチドナイルの石橋騎手と息を入れなかった松山騎手の腕の差が出たと思います。
ただただ工夫もなく回すだけで好走できるほどG１は甘くありません。
展開が合わなかったと言えば合わなかったのですが、ちょっと負けすぎですね。
騎手・調教師コメントまとめ
(松山弘平騎手）
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スタートが速くて外からいいリズムで運べたが、結果を出せず申し訳ない。
9着ドンフランキー
評価 C
33.9秒はちょっと飛ばしすぎでしたが、残り200ｍ地点までは頑張ってくれていました。
調整が上手くいってないなかのこの結果なのでまだ希望はあると思います。
逃げて穴をあけるポテンシャルは持ってると思うので、もうちょっと追いかけます。
騎手・調教師コメントまとめ
(池添謙一騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
返し馬からゲート裏にかけて、いつもよりカリカリしていたのは、休み明けの分かも。
少し調整に順調さを欠き、馬がストレスを抱えていた。
千四くらいまでは踏ん張っていたし、状態が上がる途中だったことを考えるとよく頑張っている。
10着アルファマム
評価 C
最後伸びて来れなかったのは残念です。
マイルで距離が長いのは困りましたね…。
1400ｍではポジションが取れないし、1200ｍはスタートが遅すぎて話にならないし…。
ポジションが取れない馬は軸には全く向いていないので、展開待ちの馬です。
騎手・調教師コメントまとめ
(キング騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
いつもスタートが速くない馬で、前半はリズム良く運べた。
直線に向いての手応えが良く、しまいの脚を見せてくれまたが、最後の１００メートルで疲れてしまった。
千六は少し長いのかも。
11着イグナイター
評価 C
能力が足りていません。
展開も合っていませんでしたが、マイルはちょっと長いですね。
騎手・調教師コメントまとめ
(西村淳也騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
思っていたよりもポジションが取れたが、距離の分なのか伸び切れなかった。
でもいいチャレンジだったと思うし、一線級を相手にしたことでさらにステップアップしてくれると思う。
12着ドゥラエレーデ
評価 B
今回のレースのスピードにはついていけないと思っていたので、２番手を取れたことに驚きました。
ムルザバイエフ騎手が言うようにマイルは距離が短すぎるので参考外でいいと思います。
適正距離は2000ｍくらいだと思うので、次走距離延長で人気を落とすなら、ねらい目だと思います。
騎手・調教師コメントまとめ
(ムルザバ騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
結果的に距離が短過ぎて息が入らなかった。勝ち馬のプレッシャーもあったし、もう少し距離が長い方がこの馬の力を出せると思う。
13着スピーディキック
評価 C
外枠だったのがキツかったですね。
大外ぶん回しで好走できる馬ではなかったので、しかたなかったと思います。
内を回せばワンチャンスある馬ということは頭に入れておきたいです。
騎手・調教師コメントまとめ
(御神本訓騎手）
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ついていった分、しまいが甘くなった。結果的にはじっくり行った方が良かったかも。
14着オメガギネス
評価 C
もともと末脚を使って勝ってきた馬ではないので、中団からのポジションになった時点で着内は厳しかったと思います。
騎手・調教師コメントまとめ
(ルメール騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
勝ち馬の後ろのベストポジションにつけることができたが、直線で伸び切れなかった。
前走でいいレースをしたので疲れが残っていたのかもしれない。
15着カラテ
評価 C
能力が足りていません。
騎手・調教師コメントまとめ
(菅原明良騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
久々のダートに馬が戸惑っていた。
16着シャンパンカラー
評価 C
砂を被っても大丈夫だったというのは収穫だったと思います。
次走はまだ買う気になりませんが、応援したい一頭です。
騎手・調教師コメントまとめ
(内田博幸騎手）
https://tospo-keiba.jp/breaking_news/42126
ゲート練習をしつこくやらざるを得ず、馬にストレスを与えていた。それでもゲートは普通に出たし、砂をかぶっても大丈夫だった。課題を１つクリアし、いい経験になった。
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