富士ステークス(東京芝1600m)を過去のデータ傾向と過去のレースラップ分析、出走馬全頭のラップ分析から、好走する馬のヒントを探っていきます!
過去のレースラップ
過去・過去平均
特徴
東京競馬場 芝1600m(Aコース5日目)
良馬場の過去5年の平均ペースは
前3F 34.4秒
前4F 45.9秒
後5F 46.4秒
上り3F34.7秒
平均タイム1:32.3秒
平均勝ち馬上がり33.9秒
2020年にG2に昇格したレースで、1着馬にマイルCSの出走権が与えられるレースです。
G3時代のラップもラスト2ハロンが減速ラップになるレースだったので、ラップ自体はあまり変わりませんが、好走する馬の特徴が全く違ったため、4年分のデータで考察します。
前傾ラップの持続力ラップになるレースです。中間が11.8秒までしか緩まないので、スピード能力が高い馬が有利です。
ラスト2ハロンが減速するレースなので、逃げ馬には厳しいレースになります。先行馬で好走するにはラスト大きく減速するレースで粘り切れた実績が必要です。
基本的に瞬発力が高い馬に展開が向くレースなので、末脚能力は必須です。
スピード能力
瞬発力
枠
直線で追いやすい外枠が有利
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 0- 0- 5/ 6 | 16.7% | 16.7% | 16.7% | 65 | 30 |
2枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
3枠 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
4枠 | 0- 0- 2- 4/ 6 | 0.0% | 0.0% | 33.3% | 0 | 126 |
5枠 | 3- 0- 0- 5/ 8 | 37.5% | 37.5% | 37.5% | 153 | 62 |
6枠 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
7枠 | 0- 2- 2- 4/ 8 | 0.0% | 25.0% | 50.0% | 0 | 100 |
8枠 | 0- 2- 0- 6/ 8 | 0.0% | 25.0% | 25.0% | 0 | 88 |
脚質
中団以下で脚を溜めた馬に展開が向きやすいレースです。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
先行 | 0- 1- 0-15/16 | 0.0% | 6.3% | 6.3% | 0 | 16 |
中団 | 3- 1- 2-15/210 | 14.3% | 19.0% | 28.6% | 66 | 54 |
後方 | 1- 2- 2-10/15 | 6.7% | 20.0% | 33.3% | 15 | 102 |
マクリ | 0- 0- 0- 0/ 0 |
上り3F
上がり2位以上が全勝しています。上がり2位以上の平均は33.9秒。
上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 2- 2- 0- 0/ 4 | 50.0% | 100.0% | 100.0% | 212 | 252 |
2位 | 2- 1- 2- 1/ 6 | 33.3% | 50.0% | 83.3% | 128 | 206 |
3位 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | 0 | 90 |
〜5位 | 0- 0- 2- 9/11 | 0.0% | 0.0% | 18.2% | 0 | 39 |
6位〜 | 0- 0- 0-32/32 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
勝ち馬データ
勝ち馬の近1年の好走レースの共通データ(過去4年)
- 道中11.8秒以内のラップを刻み、上がりが34秒台のマイル戦で上がり5位以上で0.3秒差以内
- マイル戦を上がり1位で優勝
すべてを満たす馬
なし
穴馬データ
当日4番人気以下で馬券に絡んだ馬の共通データ(過去4年)
- 中4~24週
- 明け2戦目以内
- 前走中団以下
- 前走-3F地点0.4-0.9秒
- 前走マイル以上
- 斤量増以外
- 父(ディープ系・Kingmambo系)
すべてを満たした馬の成績
1- 1- 2- 0/ 4
勝率25.0%
連帯率50.0%
複勝率100.0%
単回155 複回352
クルゼイロドスル
ゴンバデカーブース
主な前哨戦
全頭ラップ診断
評価の基準
S・・・本命候補!!馬券内にほぼほぼくる!
A・・・相手候補!馬券内にまあまあくる。
B・・・おさえ。もしかしたら馬券内にくる。
C・・・買わない。馬券内に来たらあきらめる。
1バスラットレオン
1年間好走がないのでグラフにできませんでした。
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力がないので東京1600mには向いていません。
2メイショウシンタケ
1年間好走がないのでグラフにできませんでした。
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力はありますが、位置取りが後方になる弱点があります。今回のメンバー構成だと例年よりペースが落ち着く可能性があるので展開的に不利になりそうです。
同じ追い込み馬ではジュンブロッサムの方が末脚能力が高いですし、好走は難しいと思います。
3ミシシッピテソーロ
評価 良馬場C 道悪C
前走の多摩川Sで負かした馬は弱く評価できません。昇級戦で好走できる能力はないと思います。
4ゴンバデカーブース
評価 良馬場S 道悪S
穴馬データに該当した馬です。
前走の東京優駿は距離が長すぎたので参考外でいいです。
NHKマイルは歴代最速のラスト3Fだったレースで、内前に展開が向いたレースを大外を回して中団からジャンタルマンタルと同じ末脚で4着まで迫ったので高く評価できる内容でした。
ラスト3Fが34秒台前半だったサウジアラビアロイヤルカップとNHKマイルで上位の上がりを使えているので、このレースの適正は高いです。
斤量が軽い3歳馬はこのレースと相性が良いですし、例年よりペースが落ち着きそうなメンバー構成もプラスになると思います。
5エアロロノア
1年間好走がないのでグラフにできませんでした。
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力が足りていませんし、ポジションを取れるタイプでもないので厳しいです。
6ジェイパームス
評価 良馬場C 道悪B
前走のむらさき賞は先行馬に有利な馬場状態でしたが、中団から差し切る強い競馬でした。時計も優秀で同開催の東京1800mでは一番速いタイムでした。
1600mのレースを経験していない点が不安材料で、4F46秒台前半のペースになると位置取りは後方になると思います。ラスト3Fが34秒台前半だった1勝クラスでは上がり最速で優勝していますが、2歳未勝利戦よりも全体時計は遅く評価できませんし、倒した相手も弱いです。
人気していますが、昇級戦が富士Sで好走できるほどの実力はないと思います。馬場が渋ればワンチャンス。
7セリフォス
評価 良馬場S 道悪B
去年の安田記念以降ソウルラッシュに先着を許していますが、マイルCSは香港マイルの前哨戦、香港マイルは洋芝が合わず、マイラーズC・安田記念は稍重の馬場が合わなかったとすべてに明確な理由があります。良馬場で戦えば逆転は可能だと思います。
58㎏の斤量を背負っても今回のメンバーの中では上位の実力馬ですし、末脚比べになりやすいこのレースの適正は高いと思います。
8コムストックロード
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力が足りていませんし、ポジションを取れるタイプでもないので厳しいです。
9レッドモンレーヴ
評価 良馬場C 道悪C
前走の安田記念は稍重が合わなかったので参考外でいいです。
去年は2着に好走しましたが、ハイペースになって展開が向いたレースでしたし、今年の方が強いメンバーが揃ったので、そのまま信用するのはちょっと危険です。
位置取りが後方になってしまう点が弱点で、今回は例年よりペースが落ち着きそうなメンバー構成なのでキツイ展開になりそうです。
同型の馬ではジュンブロッサムの方が末脚能力が高いので、今回は厳しいと思います。
10クルゼイロドスル
評価 良馬場A 道悪A
穴馬データに該当した馬です。
スピードと瞬発力を問われた関越Sで優勝しているので、適正は高いです。
関越Sはレコードを記録したレースで、同開催で0.1秒遅かったシンティレーションは先週府中牝馬Sで2着に好走しています。
メイSは折り合いが付かず凡走しましたが、今回前に壁を作りやすい中枠に入りましたし横山武史騎手は2週前から調教に乗っています。脚を溜めて直線を迎えることができれば、末脚能力は高いので優勝まで期待していい馬だと思います。
11ソウルラッシュ
評価 良馬場B 道悪S
ラスト3Fが33秒台から34秒台前半のレースでは勝ち鞍がない馬で、東京の瞬発力勝負には末脚能力がやや足りていません。
今回のメンバーには明確な逃げ馬がおらず、例年よりもスローペースになる可能性があります。その分ラスト3Fの末脚を問われるレースになると差されてしまう不安が大きいです。
本番のマイルCSに向けた叩きですし、開催が進んだ京都1600mの方が買いやすいので、個人的にここで凡走して次走人気が落ちてほしい馬です。
12アルナシーム
評価 良馬場C 道悪C
左回りのレースでは好走経験がありません。
エプソムCでも手前換えできずに走っているので左回りコースの適正がないです。ベストは京都外回りコースなので、ここで凡走して次走以降京都外回りコースで買いたいです。
13タイムトゥヘヴン
評価 良馬場C 道悪C
前走は軽斤量と展開と展開が向いたレースだったので素直に評価できません。東京1600mは3歳で出走した富士S以来好走がありません。メンバーが強い今回は厳しいと思います。
14ロジリオン
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力がワンパンチ足りません。
末脚が足りない分ロスを抑えてリードがほしいところですが、外枠に入ってしまったのでマイナスです。1600mのペースでは追走に若干付いていけていない感じがするので、1800mで一度試してほしい馬です。
15パラレルヴィジョン
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力が足りていないので厳しいと思います。
16ジュンブロッサム
評価 良馬場B 道悪C
末脚能力はメンバートップですが、出足が遅く、ポジションが後方になる弱点があります。
そのため2勝クラスに上がってからは小頭数のレースでしか勝てておらず、3勝クラスを勝ち上がったレースも相手は強くありませんでした。
末脚能力が高い点は買い要素ですが、展開が向かないと好走するのは難しいです。
17バルサムノート
評価 良馬場C 道悪C
末脚能力が足りていないので厳しいと思います。
予想
良馬場
◎10クルゼイロドスル
〇4ゴンバデカーブース
▲7セリフォス
△11ソウルラッシュ
◎10クルゼイロドスルは穴馬データに該当したこと、関越Sの内容を評価しました。スピードと末脚能力を兼ね備えていて、このレースの適正は高いです。折り合いに課題がありますが、前に壁を作って脚を溜めることができれば十分好走できると思います。
〇4ゴンバデカーブースは穴馬データに該当したこと、NHKマイルの内容を評価しました。NHKマイル史上歴代最速のラスト3Fだったレースで上がり上位を使えている点は買い要素で、斤量が軽い点も買い要素と狙えるポイントが多いです。
▲7セリフォスは去年の安田記念を評価しました。良馬場の東京競馬場ならソウルラッシュに逆転可能ですし、末脚能力も高く、相手関係的にもここで凡走は考えにくいです。
△11ソウルラッシュは末脚能力がやや足りませんが、少しでもペースが流れてラスト3Fが34秒台後半になるようなレースラップになれば優勝すると思います。
ツイッター(現在:X)では買い目と平場の予想も出していますので、フォローお願いします。
【アイルランドトロフィ府中牝馬S】🎯🎯🎯的中‼️
— フジオ@競馬ブロガー (@fujioblog8282) October 14, 2024
◎10シンティレーション🥈
〇15ルージュリナージュ5着
▲6マスクトディーヴァ🥉
▲5ブレイディヴェーグ🥇
2着まで来るとは予想以上に好走してくれました‼️
ワイド2点取りはでかい🔥 https://t.co/fxBQX5I1PF pic.twitter.com/5WybMgkPPz