皐月賞(中山芝2000m)を過去10年のデータ傾向と過去のレースラップ分析、出走馬全頭のラップ分析から、好走する馬のヒントを探っていきます!
過去のレースラップ
過去5年・過去5年平均


特徴
中山競馬場 芝2000m(Cコース2日目)

良馬場の過去5年の平均ペースは
前3F 34.9秒
前5F 59.2秒
後5F 59.1秒
上り3F34.9秒
平均タイム1:58.3秒
平均勝ち馬上がり34.1秒
中山競馬場といえば長い脚が必要なイメージだが、7F目まで12秒台と緩いペースで進むため、皐月賞に関してはラスト3Fの末脚能力が重要なレースになる。
しかし、直線が1.5ハロンしかないコース形態のため、先行力の高さも好走率に直結する。
先行力と末脚能力の総合力が問われるレース。
先行力
ラスト3Fの末脚能力
枠
特に有利不利はないが、穴馬は外枠から。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 0- 0-17/19 | 10.5% | 10.5% | 10.5% | 41 | 18 |
2枠 | 1- 1- 2-16/20 | 5.0% | 10.0% | 20.0% | 23 | 44 |
3枠 | 0- 1- 0-19/20 | 0.0% | 5.0% | 5.0% | 0 | 7 |
4枠 | 2- 3- 3-12/20 | 10.0% | 25.0% | 40.0% | 91 | 98 |
5枠 | 0- 0- 2-18/20 | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 0 | 93 |
6枠 | 2- 1- 2-15/20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% | 120 | 72 |
7枠 | 2- 3- 0-22/27 | 7.4% | 18.5% | 18.5% | 51 | 66 |
8枠 | 1- 1- 1-23/26 | 3.8% | 7.7% | 11.5% | 118 | 55 |
脚質
先行馬が優勢。上り5位以上を使えた馬の先行馬の複勝率は100%。
良馬場での上り5位のボーダーラインは34.5秒。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 0- 12/ 13 | 0.0% | 7.7% | 7.7% | 0 | 73 |
先行 | 4- 5- 4- 24/ 37 | 10.8% | 24.3% | 35.1% | 86 | 120 |
中団 | 5- 3- 5- 58/ 71 | 7.0% | 11.3% | 18.3% | 87 | 62 |
後方 | 1- 1- 1- 47/ 50 | 2.0% | 4.0% | 6.0% | 10 | 10 |
マクリ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
上り
上がり5位以上は必須。良馬場での上り5位のボーダーラインは34.5秒。
上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 4- 1- 1- 7/ 13 | 30.8% | 38.5% | 46.2% | 109 | 73 |
2位 | 2- 3- 2- 7/ 14 | 14.3% | 35.7% | 50.0% | 247 | 125 |
3位 | 0- 1- 2- 3/ 6 | 0.0% | 16.7% | 50.0% | 0 | 193 |
~5位 | 3- 3- 2- 14/ 22 | 13.6% | 27.3% | 36.4% | 209 | 184 |
6位〜 | 1- 2- 3-111/117 | 0.9% | 2.6% | 5.1% | 4 | 16 |
勝ち馬データ
勝ち馬の近1年の好走レースの共通データ
- ラスト3Fが34.5秒以内かつ11.5秒以内のラップが2F続くレースで上がり2位以上の脚で優勝
- 1800m以上の重賞で上り最速で連帯または先行して上り4位以内かつ34秒台前半の脚で優勝
- ラスト5Fが59.5秒以内の1800m以上のレースで上り最速または先行して上り4位以内かつ34秒台前半以内の脚で優勝
- 前5F61.6秒以内の1800m以上レースを上り2位以上で優勝
すべてを満たす馬
クロワデュノール
サトノシャイニング
マスカレードボール
全頭ラップ分析
評価の基準
S・・・本命候補!!馬券内にほぼほぼくる!
A・・・相手候補!馬券内にまあまあくる。
B・・・おさえ。もしかしたら馬券内にくる。
C・・・買わない。馬券内に来たらあきらめる。
S評価🔥🔥🔥
10クロワデュノール


評価 良馬場S 道悪S
勝ち馬データに該当。
前走のホープフルSは外を回すロスの大きい競馬だったが、持ったままで直線を迎えて追い出すと突き抜ける横綱競馬で完勝した。勝ち馬データに該当したためラップ適正も高い。
抜けた人気でマークされやすい分ホープフルS同様、外を回す競馬になりそう。当日内が伸びる馬場ならノーマークで内を回した馬に抜け出される可能性も否定できない。
A評価🔥🔥
5ジョバンニ


評価 良馬場A 道悪B
エリキングに2回負けているが3歳になってから成長している。
特に前走の若葉Sの走破タイムは歴代2位で過去5年の平均より0.3秒速い好タイムだった。松山騎手も「皐月賞をイメージして3番手で折り合った」とコメントしていて、人馬の相性も良い。前に壁をつくらずに折り合った内容も高評価。
ラップ適正は高く、一度叩いてパフォーマンスも上昇してくるだろうし軽視できない1頭。
B評価🔥
3キングスコール


評価 良馬場B 道悪C
前走のスプリングSは出遅れと展開不利で見直し可能。騎手からもノメっていたとコメントがでていた。
札幌で行われた新馬戦はレコードタイムで阪神JFで強い競馬をしたテリオスララを3馬身離して圧勝しているため地力は上位。長く良い脚を持っていて中山は合うはず。良馬場で期待したい。
4ジュタ


評価 良馬場B 道悪B
ホープフルSは外を回す競馬になり、マクリを決めたファウストラーゼンを差し切ることはできなかったが、内で脚を溜めた馬以外には差されず4着に好走し、一定の強さは見せてくれた。
前走の皐月賞は直線で大きな不利があったため見直し可能。
ポジションを取れるタイプの馬で、スタートが上手い坂井騎手が鞍上なのは好印象。しかし末脚能力がワンパンチ足りないため勝つのは厳しい。着内の可能性は十分。
6マスカレードボール


評価 良馬場C 道悪B
勝ち馬データに該当。
ホープフルSは出遅れた上に馬場も噛み合わなかったため見直し可能な内容だった。
前走の共同通信杯の走破タイムは過去最速でOPクラスの過去5年平均より0.7秒速く評価できるタイムだった。しかし半マイルのタイムは平均ペースで、瞬発力勝負になったため前にポジションを取れたこの馬に展開が向いた。
気性難が問題でこれまで乗った戸崎騎手も坂井騎手も難しいと言及している。向こう正面のペースダウンで折り合いを欠かないか心配な分評価を下げた。
11ミュージアムマイル


評価 良馬場B 道悪B
前走の弥生賞は差しが決まらない馬場だったうえに外を回したロスも大きかったため見直し可能。黄菊賞のラップが優秀でレコードホルダーのシンエンペラーとは0.2秒差だった。
長く脚を使えるタイプで本質的に中山競馬場は合うが、前走の弥生賞でラスト急坂で若干脚色が鈍ったところを見ると京都競馬場がベストだと思う。今回も外を回す競馬になりそうな枠に入った。瞬発力勝負になるとやや分が悪い。
15ヴィンセンシオ


評価 良馬場B 道悪B
弥生賞はハイペースになったレースで前半脚を溜めた馬が好走するなか、この馬だけ初角から先行して2着に粘った。
スタミナ豊富でタフなラップに強い馬なため、上がりの速さを求められる皐月賞はデータ的には合っていないが、弥生賞をタフなレースに変えたファウストラーゼンが今回も外にいることで、ハイペースになる可能性は十分ある。ハイペースになればこの馬の強みが活きるため、展開待ちだが軽視できない。
16サトノシャイニング


評価 良馬場C 道悪B
勝ち馬データに該当。
きさらぎ賞はラップ的に展開が向いたレースで、走破タイムも上がりタイムも去年のビザンチンドリームより劣る。
今回は外を回す競馬になる可能性が高く、距離ロスが大きい分最後の末脚に影響しそう。きさらぎ賞組が重賞で活躍したことで過剰に人気している感が強いく軽視したいが、勝ち馬データに該当したようにラップ適正は高い。距離ロスの不利を覆す末脚を使えるかがカギ。
18マジックサンズ


評価 良馬場B 道悪B
前走のホープフルSはずっと引っ掛かって競馬にならなかったため見直し可能。札幌2歳Sでは伸びる外の馬場を通った恩恵はあったが、牝馬最強格のアロマヴェローチェとタイム差なしの2着に好走している。
上がりがかかるレースしか経験していないので、良馬場の瞬発力ラップに対応できるか未知だが、テンションさえ折り合えば対応できても驚かない。余裕があるなら抑えておいた方が良い。
買わない人気馬💀
17ファウストラーゼン


評価 良馬場C 道悪C
弥生賞は前半かなり緩いペースになったことでマクリが決まったが、皐月賞は前5F59秒前半とこれまでのように甘いペースにはならない。向こう正面でマクってもかなり脚を使わないといけなくなるためラストに脚が残らない。
2エリキング


評価 良馬場C 道悪C
京都2歳Sでは終始ズブさを見せていて、川田騎手も動かないことが課題と言っていた。皐月賞は4コーナーで前にポジションを取ることが重要なレースだが、ズブいこの馬は道中でポジションをあげれないのでスタートが最重要になる。超スローペースしか経験していないうえに5カ月ぶりのレースで先行するのは難しい。
C評価
1ニシノエージェント


評価 良馬場C 道悪C
京成杯の走破タイムは歴代2位と優秀なタイムだったが、後方内で脚を溜めた分展開が向いたレースだった。末脚能力がボーダーに届いていないうえに先行できるタイプの馬ではないので皐月賞は向かない。
7フクノブルーレイク


評価 良馬場C 道悪C
前走のスプリングSはマクリが決まり連帯したが、前残り馬場の恩恵が大きいうえに、メンバーレベルが低く、高く評価できる内容ではなかった。長い脚を使えるタイプではあるがラスト3Fの最高速度がそこまで速くなく、好走するにはワンパンチ足りない。
8ジーティーアダマン


評価 良馬場C 道悪C
前走のすみれSは歴代最速タイムだったが、前有利の馬場とラップを自分のペースで楽逃げして勝ったので評価できない。末脚能力がボーダーに届いていないのでかなり展開が向かないと厳しい。
9ピコチャンブラック


評価 良馬場C 道悪C
スプリングSは前有利の馬場の恩恵が大きく評価できない。走破タイムも重馬場OPクラス平均より0.3秒遅かった。東スポ2歳Sも前有利のレースで前に付けた恩恵が大きい。大敗したホープフルSは集中して走れなかったとコメントが出ているので、今回も集中できるかがカギになる。
12ドラゴンブースト


評価 良馬場C 道悪C
デイリー杯ではスローで前有利な展開だったが伸びきれなかったので評価できない。前走の京成杯は内のポジションと取りに行くのに若干脚を使った分ラストに響いた。
残り3Fから2Fの一番加速したラップにしっかりついていけている点は評価できるが、展開が向いた恩恵も大きく高く評価できない。
末脚能力がボーダーを超えておらず、京成杯のように上手く内に入ることができなければ厳しい。
13アロヒアリイ


評価 良馬場C 道悪C
前走の弥生賞は差しが決まらない馬場だったが、ラップ的には差し有利のラップで展開が向いたレースだった。実質1勝馬で倒した相手も弱いため能力的に通用するか疑問。
14カラマティアノス


評価 良馬場C 道悪C
前走の共同通信杯はスタートで挟まれる不利があった。ロスなく内を回して直線を迎えると良い脚で伸びてきていいるが、戸崎騎手から「もたれる面もラチを使うことで、しっかりと伸びました」とコメントが出ているので右回りより左回りの方が合っている。
予想
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【阪神6R1勝クラス】
— フジオ@競馬ブロガー (@fujioblog8282) April 12, 2025
◎2イリフィ
【中山10RあけぼのS】
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◎13イミグラントソング
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