秋華賞(京都芝2000m)を過去のデータ傾向と過去のレースラップ分析、出走馬全頭のラップ分析から、好走する馬のヒントを探っていきます!
過去のレースラップ
過去・過去平均
特徴
京都競馬場 芝2400m(Aコース4日目)
良馬場の過去5年の平均ペースは
前3F 34.8秒
前5F 58.8秒
後5F 59.2秒
上り3F35.1秒
平均タイム1:57.9秒
平均勝ち馬上がり34.0秒
前半5Fの方が速い前傾ラップになりやすいレースです。
向こう正面からほとんどペースがかわらない持続力ラップが特徴的で、ミドルペースでの末脚能力が問われます。
中団で脚を溜めた馬が差して優勝するパターンが一番多く、中間で息が入らなくても脚を溜めれるスタミナも必要です。
ミドルペースでの末脚能力
スタミナ
枠
8枠は不利です。4番人気以下で8枠に入った馬は全滅しています。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 2- 3-14/19 | 0.0% | 10.5% | 26.3% | 0 | 58 |
2枠 | 0- 2- 1-16/19 | 0.0% | 10.5% | 15.8% | 0 | 40 |
3枠 | 3- 0- 1-16/20 | 15.0% | 15.0% | 20.0% | 90 | 55 |
4枠 | 1- 3- 1-15/20 | 5.0% | 20.0% | 25.0% | 31 | 71 |
5枠 | 0- 1- 0-19/20 | 0.0% | 5.0% | 5.0% | 0 | 20 |
6枠 | 1- 1- 1-17/20 | 5.0% | 10.0% | 15.0% | 6 | 46 |
7枠 | 3- 1- 3-22/29 | 10.3% | 13.8% | 24.1% | 31 | 138 |
8枠 | 2- 0- 0-28/30 | 6.7% | 6.7% | 6.7% | 27 | 11 |
脚質
中団にポジションを取った馬が9勝もあげています。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 2- 0- 8/ 10 | 0.0% | 20.0% | 20.0% | 0 | 41 |
先行 | 1- 0- 2- 27/ 30 | 3.3% | 3.3% | 10.0% | 3 | 31 |
中団 | 9- 5- 8- 64/ 86 | 10.5% | 16.3% | 26.5% | 48 | 88 |
後方 | 0- 3- 0- 47/ 50 | 0.0% | 6.0% | 6.0% | 0 | 22 |
マクリ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
上り3F
上がり5位以上を出せる馬でないと厳しいです。ボーダーラインは34.2秒。
上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 3- 2- 2- 4/ 11 | 27.3% | 45.5% | 63.6% | 126 | 210 |
2位 | 3- 4- 0- 7/ 14 | 21.4% | 50.0% | 50.0% | 67 | 105 |
3位 | 2- 0- 3- 4/ 9 | 22.2% | 22.2% | 55.6% | 126 | 134 |
〜5位 | 2- 1- 2- 15/ 20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% | 41 | 153 |
6位〜 | 0- 3- 3-117/123 | 0.0% | 2.4% | 4.9% | 0 | 16 |
勝ち馬データ
勝ち馬の近1年の好走レースの共通データ(過去5年)
- RPCI54.0以内のレースで優勝
- 2000m以上のレースを上がり最速で優勝
- 右回りコースで優勝
すべてを満たす馬
タガノエルピーダ
チェレスタ
チルカーノ
穴馬データ
当日4番人気以下で馬券に絡んだ馬の共通データ(過去5年)
- 中2週以上
- 前走2勝クラス以上
- 前走1.9秒負け以内
- 前走9番人気以内
- 前走先行以外
- 前走1800m以上
- 前走PCI44.1-60.0
- キャリア5-9戦
- 1-3月生まれ
- 母父(Vice Regent系・Danzig系・Roberto系・Native Dancer系・Kingmambo系・Sadler’s Wells系)
以上を満たした馬の成績
1- 4- 3- 2/10
勝率10.0%
連帯率50.0%
複勝率80.0%
単回69 複回304
チェルヴィニア
主な前哨戦
全頭ラップ診断
評価の基準
S・・・本命候補!!馬券内にほぼほぼくる!
A・・・相手候補!馬券内にまあまあくる。
B・・・おさえ。もしかしたら馬券内にくる。
C・・・買わない。馬券内に来たらあきらめる。
1ホーエリート
評価 良馬場C 道悪B
低速の持続力ラップで強い競馬ができる馬です。良馬場開催だと時計が速すぎて通用しないと思います。重馬場以上に馬場が渋ればチャンスです。
2ミアネーロ
評価 良馬場S 道悪S
紫苑Sの内容が優秀です。前が止まらない超高速馬場で後ろに付けた馬にとっては厳しいラップでしたが、上がり最速でクビ差まで迫った内容は高く評価できます。
ミドルペースのフラワーカップでも優勝しているので右回りのミドルペースに高い適正があり、今回のレースとマッチします。ミドルペースになった菜の花賞では不利を受けながら上がり最速を出していて、末脚能力が高い点も今回の買い要素です。
気性が若干幼くテンションが高い部分はありますが、前走の紫苑Sがいいガス抜きになって上積みに期待できますし、ここは期待したいです。
3クイーンズウォーク
評価 良馬場A 道悪A
ローズSは伸びる馬場を通った恩恵がありましたが、先行馬有利な中京競馬場で中団からしっかり差し切った内容は評価できます。
ミドルペースになったレースでしっかり上がり上位で勝ち切った内容も秋華賞につながるレースになったと思います。
末脚能力ではステレンボッシュやミアネーロに劣りますが、そこは川田騎手の手腕でカバーできる範囲だと思います。アクシデントがない限り着内の可能性は高く、軸に向いた馬だと思います。
4タガノエルピーダ
評価 良馬場A 道悪A
勝ち馬データに該当した馬です。
凡走した優駿牝馬は輸送の影響か反応がにぶく「全然走ってない」とデムーロ騎手がコメントしていました。
前走のローズSは2着のチェレスタよりも速い脚を使いましたが、荒れた内の馬場を通っっていたので伸びきれずに4着と評価できる内容です。
展開や輸送でなかなか結果がでていませんが、新馬戦ではスローペース・忘れな草賞ではミドルペースでしっかり上がり最速で勝っているので能力は高いと思います。着内に来る力は十分あると思います。
5チェルヴィニア
評価 良馬場B 道悪B
優駿牝馬はスローの瞬発力勝負でこの馬が得意なラップになりました。スローの瞬発力勝負では無敵状態ですが秋華賞はミドルペースになりやすいレースです。
ミドルペースだった桜花賞で全く脚を溜めれずにバテてしまったので、適正は低いと思います。
夏を越して成長している可能性もありますが、人気しているなら嫌いたい1頭です。
6ラビットアイ
評価 良馬場C 道悪C
ローズSでは休み明けの影響もあって直線を向いたころにはバテてしまいました。2000mは若干長いかもしれません。
神戸新聞杯勝ち馬メイショウタバル相手に0.3秒差、紫苑ステークス2着馬ミアネーロ相手に0.2秒差と強い馬相手に差のない競馬ができている馬です。ここでは買えませんが自己条件で期待したいです。
7チルカーノ
評価 良馬場C 道悪C
勝ち馬データに該当した馬です。
ミドルペースになった矢車賞で優勝していますが、時計は平凡で評価できる内容ではありませんでした。
2勝クラスを勝ち上がった長久手特別も次走勝ち上がった馬がいないのでメンバーレベルは高くありません。今回の相手に通用する実力はまだないと思います。
8コガネノソラ
評価 良馬場B 道悪B
スローペースの瞬発力勝負では弱いですが、ミドルペース以上のレースで強い競馬ができる馬です。
クイーンSでは51㎏の軽斤量でしたが大外を回すロスの大きい競馬でしっかり勝ち切れたので評価できる内容でした。
4㎏斤量が上がりますが、ハイパースになればこの馬の強みが活きると思います。展開次第では着内もあり得る馬です。
9アドマイヤベル
評価 良馬場B 道悪B
ミドルペースになったフローラSで強い競馬ができている点は評価できます。
優駿牝馬のレース内容をみるとスローの瞬発力勝負では分が悪く、ミドルペースの持続力ラップの方が合う馬だと思います。
秋華賞はミドルペースになりやすいレースですし、ラップ適正は高いです。
初輸送に初右回りと初めて尽くしなのでA評価にはできませんが、着内に好走してもおかしくない馬だと思います。
10ボンドガール
評価 良馬場A 道悪A
紫苑Sでは1コーナーまでにクビを上げる仕草はありましたが、向こう正面では落ち着いてレースをできていたので、課題だった気性の問題は近2走でかなり改善されたと思います。ミアネーロ同様ラップ的に不利なレースを上がり最速で好走しているので高く評価できます。
しかし、後方からの競馬だとクイーンS、紫苑S同様届かない可能性が高いです。
武騎手がポジションを取りにいかずに後方から競馬を教えてきた成果が発揮されればベストですが、ポジションを取りに行くとかかってしまう可能性はまだ否定できません。
11ランスオブクイーン
評価 良馬場C 道悪C
1勝クラスで負かした相手は弱いので評価できません。
ハイペースになった京都未勝利戦では大敗していますし、前走の夕月特別では逃げ馬を捕まえられなかったうえにタイセイフェリークに差されているので末脚能力もちょっと足りません。
12ラヴァンダ
評価 良馬場C 道悪C
フローラSは伸びる馬場を通っていたので評価できません。
末脚能力が乏しく、先行有利の恩恵があったローズSでも切れ負けしてしまいました。今回は通用しないと思います。
13クリスマスパレード
評価 良馬場B 道悪C
紫苑Sは展開が向いたレースだったので評価できません。上り順位も6位と微妙な順位です。ミドルペースになったフローラSでは切れ負けしていて末脚能力がちょっと足りていません。
ただ、京都2周目で馬場の状態は良好ですし、今週1週間特に雨もないので馬場が高速化している可能性が高いです。楽に先行させたら垂れずに残る可能性はあると思います。
14ステレンボッシュ
評価 良馬場S 道悪S
優駿牝馬は外からチェルヴィニアに差されて負けてしまいましたが、早めに抜け出してしまい併せる馬がいなくなってしまったので、若干展開のアヤで負けた感じがありました。
阪神JFや桜花賞のミドルペースのレースで末脚を使える点はこのレースの適正にマッチしますし、なにより安定して上がり上位を出せるので信頼度は高いです。
右回りでも実績があるので軸に一番向いている馬だと思います。
15セキトバイースト
評価 良馬場C 道悪C
チューリップ賞は馬場の恩恵が大きかったので評価できません。末脚が使えるタイプではないですし、今回は厳しいと思います。
予想
良馬場
◎2ミアネーロ
〇3クイーンズウォーク
▲4タガノエルピーダ
△9アドマイヤベル
△10ボンドガール
△14ステレンボッシュ
◎2ミアネーロはミドルペースで速い上がりを使えることを評価して本命にしました。紫苑Sの再現で優勝できると思います。
〇3クイーンズウォークはローズSの内容を評価して2番手評価。ミアネーロに末脚能力は劣りますが、上り上位の脚をしっかり使えますし、ポジションを取れる脚質で十分カバーできます。
▲4タガノエルピーダは勝ち馬データに該当した点を評価。クイーンズウォークと同様ポジションを取れますし、近走不利が続いて活躍できていないため人気が低く妙味十分。
△9アドマイヤベルはフローラSの内容を評価。ミドルペースに適正がありますし、上りも使えるタイプなので軽視できません。
△10ボンドガールは気性を不安視して抑えまで。後方からは不利ですし、ポジションを取りに行くとかかってしまいそうで重い印は付けられませんでした。
△14ステレンボッシュは不利な大外枠に入ってしまったので抑えまで。
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【スプリンターズS】🎯🎯
— フジオ@競馬ブロガー (@fujioblog8282) September 29, 2024
◎2トウシンマカオ 🥈
1頭に絞って単複勝負しました🔥
複勝的中🎯 pic.twitter.com/ntqfJGx4uO